コンクリート工事管理の基本と新入社員へのアドバイス
コンクリート工事は新入社員が担当になることが多く、現場管理の基本となる工事です。
コンクリート工事を管理するには図面をしっかりと読み仕上げを確認しておく必要があります。
このページでは仕上げの種類やコテの種類の紹介をしています。
ただコンクリートを受け入れるだけでは生コンのデリバリーと変わらないので、監督らしく
しっかり管理ができるように予習をしましょう!
仕上げの種類とその選択
コンクリートの仕上げは、その後の耐久性や機能性に大きく影響します。以下の仕上げの種類に注意してください。
- 金鏝仕上げ: 最も一般的な仕上げで、滑らかで均一な表面を提供します。
- タイル下仕上げ: タイルを敷設する前の下地処理として行われ、接着力を高めるために若干粗い仕上げが施されます。
- 防水下仕上げ: 防水層を施す前の下地処理で、防水材の密着を確実にするために特別な配慮が必要です。
コテの種類と使い分け
コテは、コンクリートの仕上げにおいて重要な道具です。以下のコテの種類を理解し、適切に使用しましょう。
- 木コテ: 柔軟性があり、初期の仕上げに適しています。タイル下仕上げは木コテで仕上げます。
- 金コテ: 硬い材質で、最終的な平滑化に使用されます。仕上げ・防水下仕上げで使用します。
- プラコテ: 軽量で扱いやすく、中間処理に適しています。
生コン車のピッチ調整
生コン車からのコンクリートの打設間隔、いわゆるピッチは、均一な品質を確保するために重要です。
ピッチが短すぎると、コンクリートが固まる前に次の打設が行われ、品質が低下する可能性があります。
適切なピッチを保つことで、作業効率と品質の両方を維持できます。
構造体のかぶりの確認
コンクリートを打設する前には、鉄筋のかぶりを確認することが不可欠です。かぶりは、鉄筋とコンクリート表面との
距離を指し、これが適切でないと構造体の耐久性に影響します。施工図に基づいて正確なかぶりを確保しましょう。