どうも白熊です。
建設現場の働き方はどんどん進化していかなければなりません。
今回の記事では、日本の建設現場の現状と未来の働き方についてビジョンを書いていこうと思います。
目次
現状の整理
建設業の働き方
今の建設現場は働くほとんどの労働力が肉体労働になっており、効率化という点では他の業界よりも
一歩遅れている現状です。
もちろん、人の手でしか出来ない作業というものが建設現場にはあります。
しかし、今後の働き方を見直すことをしなければこの先の建設業というものは衰退していく一方になる
可能性は高いです。
IT技術が発展してきる中で取り入れる努力と技術開発が求められます。
労働者数
建設業で働いている人口は年々減少傾向にあり、その理由としては、
あまり建設業に良い印象を持たない人が多いことや技術継承に時間が掛かってしまうので若手が
育たないことなどが理由に挙げられます。
建設業の印象としてはきつく・汚く・カッコ悪いと思っている人もいると思います。
長時間労働であったり、現場は外なので過酷な印象があるのかもしれません。
現場監督の思考の相違
ゼネコンの職員も近年は少し増えてきましたが、内部事情としては50歳以上の方が多くいますが、
中堅があまりいなく若い子に教えることの出来る年代の方が少ないと感じます。
このように若手の現場監督と50歳以上の現場監督ではもはや思考が違うのです。
しかし、現場を動かしていく中で、忙しいからなどの理由でDX化を止めてしまっては
今後の建設業の働き方は変わってきません。
労働時間
現状としては現場に掛かる負担は大きく、時間外労働時間も多くなってしまうことがあります。
今までは36協定やサービス残業で賄ってきた
部分を2024年からは45時間に抑えないと
いけません。色々な考え方が混ざる建設現場での
実現は、働く人の負担が増えていく一方では
ないかと考えられます。
パソコンを切って時間を誤魔化したり、
休憩時間を多く申請してその時間も働いたりと
誤魔化して給料を減らすということをやらされる
のではないかと思います。
発展していく方法は?
働く人の増加
これからの建設業のあり方として、良いイメージ(働きやすい、画期的)を持ってもらい、
DXを進めていくことで働き方を効率化し、
若手を育てる環境が十分に取れることを目指して
行くことが重要である。
指導できる環境とそのイメージを作ることで
働きたいと思う人が増えてくれば、建設業の人口は衰退しないでしょう。
建設業のDX化
DX、ICT、IT、BIMと最近は建設業でもよく聞くようになってきました。
その活用を広めることが今後の建設現場での働き方を変えていける可能性があります。
これは説明が長くなってしまうので、
各々解説記事を書いていますので参考に見てみてください。
活用方法や今後の展開を記事にしています。
ICTやITを取り入れていくことでDX化が図れますが、中々発展がしきれていない印象があります。
工事現場の活用が今後どう発展していくかは注目していきたいところではあります。
ロボット技術の取り入れ
人口が減少傾向にある建設業では、
人に頼るだけでなくロボットの活用も考えていかなければなりません。
自動化出来るものの選定や開発には時間を要しますが、
ロボットを量産出来れば人手不足の解消や労務の軽減が図れます。
しかしながら安全性や品質管理という点でも課題があるのかと思われます。
AIの活用
chatGPTや生成AIなどでAIが活用されているように、建設現場でも活用していくことが必要となるでしょう。
建設業のデータベースを作り、
現場の条件や配置計画などをAIが作成するなど簡略化や初期段階の構想を
AIで行うことが出来ればゼネコンの職員の仕事の軽減が測れるでしょう。
フロントローディングの強化
フロントローディングとは?
計画やプロジェクトの初期段階で特定の活動やリソースを割り当てることを指します。
これは、プロジェクト全体の成功に向けて重要な作業や決定を、プロジェクトが進行する前に行うことを意味します。
プロジェクトのリスクを減少させ、計画の途中で問題が発生する可能性を低減させるのに役立ちます。
建設現場では施工図の作成や計画の作成に多くの時間が費やされます。
その中で工程の管理や品質の管理を行っていくので図面は時間外労働で作成することとなり、労働時間が長くなります。
しかし、フロントローディングを強化することで
現場に掛かる負担が少しでも軽減されることが考えられます。
これに加えて現場でBIMが使える人やICTに特化出来れば、よりスムーズな現場運営を
することが可能になります。
まとめ
今回の記事では建設現場の現状と今後どうやって発展していけば良いかを記事にしました。
実際に現場にいる人間としては、建設現場の数に対して人手が全然足りてないなという印象を受けます。
また、現場に任せっきりになってしまってる部分をどう補填するかが今後の発展には重要になってくることであり、フロントローディングの強化やDX化を早急に進めないといけなくなってしまっているのが今の建設現場の現場です。
人数を掛ければうまく回ると言うことがなく、如何に効率化を図り、その時間を若手の育成に繋げられるかが鍵である。