
お疲れ様です!白熊監督です!
今回は杭ナビのアプリ選びについての記事になります。
杭ナビがどんどん普及していっていて、現場の作業効率が上がっていっています。
ただアプリを比較せずに
「会社から渡された無料アプリをなんとなく使っているけど、有料版だと何が違うの?」と
疑問に思っている現場監督は非常に多い印象です。違うアプリがあるの?と感じたかもしれません。
3つのポイント(違い・向き不向き・フローチャート)をまとめたので、
「自分の現場にはこれが正解だったんだ!」と検討していただければと思います!
目次
はじめに:杭ナビの性能は「アプリ」で9割決まる
「杭ナビを買った(借りた)けど、なんだか思ったより便利じゃない…」
もしそう感じているなら、それはアプリ選びが間違っているかもしれません。
杭ナビ本体(LN-150/LN-100)はあくまで「位置を測るセンサー」です。
杭ナビを思い通りに使うには、どう画面に表示してあなたを誘導するかは、
全てスマホ(コントローラー)に入れている「アプリ」の性能にかかっています。
この記事では、杭ナビユーザーの3大選択肢である「TopLayout」「快測ナビ」「FIELD-TERRACE」を
徹底比較し、あなたの現場にベストなアプリを診断してみてください!
1. エントリーモデル「TopLayout」(トップレイアウト)
〜「タダ」で使える純正アプリ。建築・点出しならこれで十分〜
メーカー(トプコン)が提供している無料アプリです。
- 費用: 無料
- 主な機能: 座標杭打ち、現況観測、CSV/SIMAデータの入出力
・「TopLayout」のここが良い!
- 完全無料: ランニングコストがゼロ。とりあえず導入するには最適。
- シンプル: 機能が絞られているため、画面がごちゃごちゃしておらず、「座標の点」を出すだけなら迷わない。
- 純正の安心感: 接続トラブルが比較的少ない。
・「TopLayout」 のここが弱点…
- 「面」が扱えない: 基本的に「点(座標)」の管理しかできません。「この斜面、あと何センチ盛土?」といった3次元的な作業は苦手。
- CAD図面が見れない: 図面を背景に表示できないので、自分が現場のどこにいるか直感的に分かりにくい。
・ 「TopLayout」が向いている現場
- 建築工事: 基礎の芯出し、アンカーセットなど「決まった座標をピンポイントで出す」作業。
- 小規模な構造物: 側溝や擁壁の点出しのみ。
余計な線や情報が必要ない現場向きで、データの入力時に間違えなければピンポイントで、
位置を出すことができます。余計な情報を入れないので他のアプリと比べると動作は軽いです!
2. 圧倒的シェア「快測ナビ」(かいそくなび)
〜土木現場の「神アプリ」。月額を払ってもお釣りが来るレベル〜
建設システム(KENTEM)が開発。土木現場監督の支持率No.1といっても過言ではありません。
- 費用: 有料(月額数千円〜プランによる / Std版・Adv版あり)
- 主な機能: どこでもナビ、CAD図面表示、横断観測、路線計算
・「快測ナビ」のここが良い!
- 「どこでもナビ」が最強: 現場のどこに立っても、「計画高さまであとー15cm」とリアルタイムで教えてくれます。丁張りが不要になるレベルの機能です。基準点で3D設定が可能。
- 図面がそのまま入る: CAD図面(XML等)を取り込めるので、スマホ画面上で図面を見ながら「この路肩の角を測りたい」とタップするだけで誘導開始。
- どこでも丁張: 丁張をかける位置を計算しなくても、アプリが勝手に計算してくれる機能。
・「快測ナビ」のここが弱点…
- コスト: 毎月の支払いが発生する(会社への稟議が必要)。
- 機能過多: 建築現場や単純な座標出しだけなら、オーバースペックかも。
- 図面を入れるので余計な線が入っていると動作が遅くなってしまう。
- 図面上で指したピンを選択して消さないと残ったままになるので、それで動作が遅くなる。
・「快測ナビ」の 向いている現場
- 土木工事全般: 特に道路、造成、河川など「面」や「線(曲線)」が複雑な現場。
- ICT活用工事: 3次元設計データをフル活用したい現場。
実際にピンを指して位置を出したとことは、消去しない限りピンはのこり続けるので
前に打ったところのトレーサビリティーに使用することができます。
3. 連携の鬼「FIELD-TERRACE」(フィールドテラス)
〜福井コンピュータユーザーなら一択! データ連携が爆速〜
測量CADソフト「EX-TREND武蔵」で有名な福井コンピュータのアプリです。
- 費用: 有料(月額・年額制)
- 主な機能: 武蔵との連携、クラウド共有(CIMPHONY Plus)、3次元施工
・「FIELD-TERRACE」のここが良い!
- 武蔵との連携: 事務所のPC(EX-TREND武蔵)で作ったデータを、クラウド経由で一瞬で現場のスマホに飛ばせます。ケーブル接続やファイル変換の手間が激減。
- BIM/CIM対応: 福井コンピュータ系のソフトを使っている会社なら、3Dモデルの運用が非常にスムーズ。
- インターフェース: 武蔵ユーザーには馴染みやすい操作感。
・「FIELD-TERRACE」のここが弱点…
- ソフト依存: 会社のCADソフトが武蔵じゃない場合、メリットが半減する(もちろん単体でも優秀ですが)。
・「FIELD-TERRACE」の 向いている現場
- 「EX-TREND武蔵」導入企業: 事務所と現場のデータのやり取りが多い現場。
- CIM活用現場: 3Dモデルや点群データを積極的に扱いたい現場。
・ 3つのアプリ比較まとめ
| 特徴 | TopLayout | 快測ナビ | FIELD-TERRACE |
| 開発元 | トプコン | 建設システム | 福井コンピュータ |
| コスト | 無料 | 有料 (月額) | 有料 (月額/年額) |
| 得意分野 | 建築・単純測量 | 土木・ICT施工 | データ連携・CIM |
| 図面表示 | × | ◎ | ◎ |
| 面管理(サーフェス) | × | ◎ (どこでもナビ) | ◎ |
| おすすめ度 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
診断チャート:ウチの現場にはどれがいい?
あなたの現場に最適なアプリを、はい/いいえ で診断してみましょう。
Q1. 会社のCADソフトは「EX-TREND武蔵」ですか?
- はい → 【FIELD-TERRACE】 がおすすめ!
- データの吸い上げ・吐き出しのストレスから解放されます。
- いいえ → Q2へ
Q2. 現場の工種は「土木(道路・造成)」ですか?
- はい → Q3へ
- いいえ(建築・設備など) → Q4へ
Q3. 「丁張り」を減らしたい、または図面をスマホで見ながら作業したいですか?
- はい → 【快測ナビ (Adv版)】 が最強!
- 「どこでもナビ」機能を使えば、世界が変わります。月額費用の元は3日で取れます。
- いいえ → 【快測ナビ (Std版)】 または 【FIELD-TERRACE】
Q4. とりあえず「座標(点)」が出せればOK? 予算はかけられない?
- はい → まずは 【TopLayout】 でデビュー!
- 機能はシンプルですが、杭ナビの便利さは十分体験できます。
- いいえ → 将来的な拡張性を考えて有料アプリを検討しましょう。
まとめ:迷ったら「無料体験」を使い倒せ!
結論として、
- 予算ゼロ・建築系なら 「TopLayout」
- 土木・効率化ガチ勢なら 「快測ナビ」
- 武蔵ユーザーなら 「FIELD-TERRACE」(土木メイン?)
という選び方が鉄板です。
特に「快測ナビ」や「FIELD-TERRACE」は、無料体験版が用意されています。「有料なんて無理だよ…」と
諦める前に、一度現場で体験版を使ってみてください。「もう無料版には戻れない」と感じるはずです。
あなたの現場の「働き方改革」は、アプリのアイコンをタップするところから始まります!







