
お疲れ様です!白熊です!
今回の記事は杭ナビについての記事です。
「杭ナビ(LN-100/LN-150)」を使用中に現場監督が直面しやすいトラブルを、
アプリ上のメッセージや現象別に15個リストアップしました。
目次
1. 通信・接続関連(これが一番多い!)
現場で一番焦るのが「繋がらない」時です。
①「通信エラーが発生しました / 接続できません」
- 原因: スマホ/タブレットとのBluetoothまたはWi-Fi接続が切れている。
- 対処:
- 杭ナビ本体のスイッチ(WLAN/Bluetooth)が正しいか確認。
- スマホのBluetooth設定を一度オフ→オンにする。
- それでもダメなら、アプリを再起動し、杭ナビの電源も入れ直す。
- ポイント: Androidの場合、位置情報をONにしないとBluetooth接続できない機種があります。
②「ペアリングに失敗しました」
- 原因: 別の端末が既に杭ナビに接続している、またはペアリング設定の不具合。
- 対処: 他の人のスマホが繋がっていないか確認。端末のBluetooth設定画面から、一度ペアリング登録(LN-xxxx)を削除(解除)して、再登録する。
③「通信が不安定です」
- 原因: 距離が離れすぎているか、間に遮蔽物(重機やダンプ)がある。Bluetoothの干渉。
- 対処: 杭ナビに近づく。Bluetooth接続ならWi-Fi接続(長距離モード)に切り替える。
- ポイント: Wi-Fi接続の方がバッテリー消費は早いですが、通信距離と安定性は増します。
④「Wi-Fiが見つかりません(SSIDが出てこない)」
- 原因: 杭ナビの起動直後、またはスマホ側のWi-Fiスキャン遅延。
- 対処: 電源を入れてからWi-Fiが飛ぶまで30秒〜1分ほど待つ。スマホのWi-Fi一覧を更新する。杭ナビ本体のランプが点滅から点灯に変わっているか確認。
2. 追尾・視準関連(イライラポイントNo.1)
⑤「プリズムが見つかりません / 探索失敗」
- 原因: 杭ナビからプリズムが見えていない。杭ナビのガイドライト(赤・緑)の範囲外にいる。
- 対処: 杭ナビの方を向き、スマホで「探索」ボタンを押す。それでもダメな場合は、自分が少し動いて角度を変えるか、プリズムを少し上に掲げる。
⑥「追尾がすぐに外れる(ロックできない)」
- 原因: 移動スピードが速すぎる、または手前に草木や障害物がある。
- 対処: プリズムを持って移動する際、杭ナビの方にプリズム面を向けたままゆっくり歩く。草木が揺れている場所は苦手なので、草刈りをする。
⑦「強い光が入射しました(太陽光干渉)」
- 原因: 杭ナビのレンズに対して、太陽が真正面にある(逆光)、または強い反射光(ガラスや鏡面仕上げのパネル)がある。
- 対処: 杭ナビの設置場所を変えるか、時間をおく。プリズムの上に日除け(手や帽子)をかざすと改善する場合がある。
⑧「測距できません / 距離が測れません」
- 原因: プリズムのレンズが汚れている、または雨滴がついている。霧が濃い。
- 対処: プリズムと杭ナビ本体のレンズをクロスで拭く。雨の日は誤作動が多いので、諦めるか雨宿りをする。
3. 本体設置・ハードウェア関連
⑨「傾き補正範囲外です(Tilt Over)」
- 原因: 杭ナビ本体が斜めになりすぎている(±6度以上)。
- 対処: 三脚を据え直し、できるだけ水平に近い状態で整準し直す。
- ポイント: 杭ナビは自動整準ですが、あまりに斜めだと限界を超えます。
⑩「整準エラー / 振動を検知しました」
- 原因: 設置場所が揺れている(重機の近く、足場の上など)。風が強すぎる。
- 対処: 重機が通るタイミングを避ける。三脚の脚をしっかり踏み込む。コンクリート土間など硬い場所に設置する。
⑪「バッテリー残量が低下しています」
- 原因: バッテリー切れ。
- 対処: 予備バッテリーに交換。
- ポイント: 杭ナビはモーターを常に動かすため、一般的な測量機より電池の減りが早いです。予備は必須。
⑫「モーターエラー(E-XX)」
- 原因: 回転部に砂や異物が噛んでいる、または内部故障。
- 対処: 電源を入れ直しても直らない場合は、無理に回さず修理に出す。無理に回すとギアが欠けます。
4. データ・アプリ操作関連
⑬「読み込みフォーマットエラー(CSV/SIMA)」
- 原因: 読み込もうとした座標データの形式がおかしい。カンマの位置やヘッダー(1行目の項目名)の有無。
- 対処: Excelでデータを作り直す。余計な空行やスペースが入っていないか確認する。「点名,X,Y,Z」の並び順がアプリの設定と合っているか確認。
⑭「器械点と後視点の間隔が近すぎます / 短すぎます」
- 原因: 杭ナビを設置した場所(器械点)と、方向合わせに使った点(後視点)の距離が近すぎる。
- 対処: 精度を出すため、後視点はできるだけ遠く(最低でも5m、できれば10m以上推奨)に取る。
⑮「残差が大きすぎます(許容範囲外)」
- 原因: 設置時の座標ズレ。プリズム高の設定ミス。ポールが斜めになっている。
- 対処: もう一度、後方交会または器械点設置をやり直す。ポールの気泡管が合っているか確認する。プリズム定数(0mmか-30mmか)の設定が合っているか確認する。
「迷ったら再起動」が最強の対処法
現場では原因を特定している時間がもったいないことが多いです。
- アプリを落とす
- スマホのBluetoothを入れ直す
- 杭ナビの電源を入れ直す
この「3点セット」を行えば、7割のトラブルは解決します!それでもダメなら上記リストを確認しましょう。







