どうも白熊です!
VR・ARってありますよね。
VR(Virtual Reality)・・・仮想現実 仮想空間
AR(Augmented Reality)・・・拡張現実 目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というもの (例:ポケモンGO)
今では様々な分野で取り入れられていますが、工事現場で使用することは中々前に進めていません。
でももし取り入れられるとしたらどういった使用ができるのか、気になりませんか?
今回は、私が経験したことあるものや海外の事例、今後活躍するであろうものについて記事を書いていきます。
table of contents
どんな方法でVR・ARを活用しているの?( クリックで移動)
仮想工事現場にて危険体験・施工の疑似体験
工事現場で死亡する人は全産業の3割と言われています。
工事現場では事故が起きてからでは遅いので、工事の作業がはじまる前に作業場で起こりうる危険性を
確認する必要があります、それは中々言葉では伝わりにくいですし、確認した本人もすぐ忘れてします恐れが あります。
工事現場で起こる災害をVRを使い、疑似体験できるものがあります。それがこちら↓
https://www.tukusi.co.jp/column/theme03/
工事で使われる重機(ショベルカーなど)が実際の大きさで体験できるのがよりリアルで、少し腰が抜けてしまいそうになります。
また工事現場の危険性もあると思いますが工事現場では作業の失敗が命の危険にさらされることもあります。
危険物の取り扱いを誤ったり、重機(ショベルカーなど)を乗り方を誤ってしまったりと少しのミスが重大な災害を
起こしてしまうこともあります。
なので、最近は現場での作業を事前にVRにて学習してから現場にて作業をするという取り組みもあります。
それがこちら↓
https://gurujobvr.com/ ジョリーグッドさんのGuru job VR
他社さんにも似たような製品がありますが多種多様のものを紹介しております。
事前に作業方法の確認や現場の臨場感を感覚を体験することが出来ますので、実際に現場に行っているような
緊張感を味わうことが出来ます。
これらによって、少しでも現場での教育と災害が起こる可能性が減少するであろうと考えております。
現場で災害を起こしやすいと言われているのは、現場入場してから10日以内の方、もしくは高齢者と言われています。
高齢者の方は、自分のやり方がありますので、現場に不慣れというよりは年齢による体力の衰えがどうしてもあると思います。
現場入場から10日以内の方は、現場に慣れていなかったり、その工事自体にまだ慣れていない若者だったりします。
その中で工事自体の作業内容と流れを事前にVRにて教育しておけば、イメージが付きやすいですよね!
空間に図面を展開し完成形まで見せる技術
これはVRではなく、工事現場にARで実際見えている現実に図面を映し出す技術です。
これができることによって実際の構造物の内部を可視化することで、構造の基本的な考え方や設計・施工上の
特性を学ぶことが出来ます。
また現場に2D・3Dと建物の実際の大きさのものを配置できますので、お客さんにプレゼンする際にとっても
イメージしやすいですし、仕上げに関しても実際に建ってからじゃないとわからない場所がお客さんとしては
見えるので、建ってから言われても、、、ということが少なくなってきそうです。
その技術を開発、販売している業者さんがこちら↓
㈱インフォマティスクさん GyroEye Holo https://www.informatix.co.jp/gyroeyeholo/
現場で施工者がゴーグルをして図面を現場に映し出して、施工する職人さんにも指示が出しやすくなりまし、
実際に現場で施工しているものと図面を3Dで照らし合わせることが出来ますので、検査としても活用できます。
これは現場で使ってみたいですが、中々取り入れている建設会社は少ないと思います。
もう少し普及してくれれば、この施工方法が浸透して指示を出しやすくなったりし、時間効率が大幅に
改善されると考えております。
実際の現場での危険個所の見える化
これはまだ実装されているかわかりませんが、海外の工事現場で使用されている技術を応用すれば、
今後工事現場で活用されるのではないかと考えているものです。
海外の工事現場では、コロナ対策の一環でヘルメットの中にセンサーを入れ
作業員同士が密接にならないように、近くに作業員がいると警報がなるシステムを取り入れています。
その技術を応用し、工事現場で危険な箇所に近づくと警報がなるシステムを作り出せるのではないかと
考えております。もちろんARを駆使し、警報をARで投影し、これ以上近づくと危険ということを
知らせてくれるものも生み出せると思います。
ただそのためには工事現場内での正確な位置の把握ができないといけません。
建設中の建物内だとどうしても電波が届かない状況ができてしまいますので、
今後の発展に期待したいと思います。
不具合の点検を現場でマーキングする
これまでは工事中や施工前のVR・ARの活用を紹介していましたが、これは建物が建った後に
お客さんが使用している時に点検として使用する技術です。
どうしても点検の際に使用中の建物にマーキングというのはしにくいと思います。
そこで拡張現実の中でマーキングすることで使用している人には見えず、点検を行ったものにしか
見えないというようなこともできます。
このARを使用することによって、一般の人にはわからないが、ARゴーグルをつけた点検者が見たら
一目でわかるようになっています、これは点検者としても時短かつ正確に行うことができます。
これは三菱電機さんが三次元モデルARを用いた 保守点検作業支援技術として発表しております。
最後に
記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は工事現場で使用される又は今後されるであろうVR・ARを紹介しました。
工事現場以外ではVRの仮想現実、工事現場では拡張現実のARと使い分けることで、
現場での危険性や施工上の不具合が未然に防ぐことができるのではと感じられたのではないでしょうか。
普及にはまだ時間がかかるかもしれませんが、今後の現場監督のあり方が大きく変わるものでは
ないかと考えております。今後に期待しましょう。