今回は現場をよりDX化を図るために必要なアプリを紹介します。
今後主流になれば現場での業務の効率化が出来るのと、情報共有のし易さが上がると思われます。
私が現場でiPadを使用していますので、iOS対応中心になってしまいます。
- BIMを確認出来るアプリA360 BIM360
- dwgデータを現場で確認出来るアプリAutoCAD
- 図面を登録・閲覧出来るアプリSPIDERPLUS
- 現場のチャットアプリdirect
- デジタル野帳アプリeYACHO
- 土量などを簡単に測れる快測Scan
今回はこのアプリの紹介をしたいと思います。
目次
BIMを確認出来るアプリA360 BIM360
Autodesk社が提供している3D CADビューアーアプリです。
現場で3Dを確認したい時に使用します。
職人さんとの打合せで納まりがちょっとうまく伝わらないことありますよね?
そういった平面、立面、断面の図面だとわかりにくいところを3Dで見れるので非常に便利です。
このアプリ上で3Dの編集とかは出来ないですが、図面を持ち歩くよりはかなり省力化できますよね。
BIM360は2Dの図面もフォルダを作って保存可能なので、3Dと並行して確認ができるのは便利です。
A360アプリダウンロードページ BIM360アプリダウンロードページ
dwgデータを現場で確認出来るアプリAutoCAD
このアプリは名前の通りですがCADのデータをタブレットやiPhoneで見れるアプリです。
BIM360やSPIDERPLUSにPDFデータを入れ忘れていて、
メールに添付されてきたCADデータがみたいって時無いですか?私はよくあります。。。
しかし、そう言った時にこのアプリを入れておけば、事務所に帰らずともパッと図面を開けて見れるので
かなり重宝しています!
このアプリ内でも図面を編集出来ますが、かなり上級者向だと思うので、CADデータを見るだけにするといいかもしれません。
図面を登録・閲覧出来るアプリSPIDERPLUS
SPIDERPLUSは図面や資料をネット上で登録しておくとアプリ内で閲覧が可能になります。
その他の使い方としては図面にメモを登録出来るので、現場でのチェック図面として利用できたりします。
現場内や社内で共有のプロジェクトとしてフォルダを管理できるので、他の人が書いたメモなどを
見ることも可能です。
それから、アプリ内で写真の登録も黒板を作成して出来るので、施工写真の撮影にも使用できます。
撮った写真はExcelで3枚つづりで印刷出来るレイアウトも自動作成されますので、
黒板の文言をしっかりと打ち込めば、印刷して閉じて終わりということも可能です。
また違う活用として、配筋検査などの検査に特化した使い方も出来るので使いこなせれば配筋写真などの
管理は非常に楽かなと思います。
写真と検査は図面と連動可能なのでどこで撮ったのかを記録出来るので撮り忘れなどの対策にもなります。
このアプリは非常に使い勝手はいいと思いますが、やはり使えない•使わない人がいるので使える人が
図面を登録したり、写真を撮ったりなど仕事に偏りが出てしまうなと感じています。
現場のチャットアプリdirect
このアプリは現場用のチャットアプリで言わばL●NEの様なものです。
メールアドレスだけで登録可能で、通話も可能です。
現場監督から招待する形で職長さんをグループに入れて、メッセージのやり取りや通話が可能です。
職長さんが他の職長さんを招待したり、現場監督を招待することは出来ないように設定されているので、
プライバシー保護はされているのかなと感じております。
また、タスク管理やスケジュール管理も出来てグループないでタスクの共有が出来るので便利ですね。
ただし、職員だけのグループになりがちで職長さんに指示を出すのに時間が掛かったりしますので
現場全体(職長さんも含め)のグループを作成することで指示がスムーズに行けば良いかと思います。
職長さんは仕事してると見ない場合や通知がうるさくてアプリを消してしまうこともちらほらありますね。
所長の現場巡回の気まぐれチャットになってしまったら最悪です。。。
デジタル野帳アプリeYACHO
このアプリはメモ帳のデジタル版で、資料に落書きや計画図の作成も可能です。
見ている資料をリアルタイムで共有出来るので、各個人のiPadなどの画面を見ながら落書きを共有出来るので、
会議の場などには適したアプリです。
土量などを簡単に測れる快測Scan
土量など不定形のものの大きさを測るのに便利なアプリです。
カメラで撮りながら測りたいものの周囲をぐるっとまわるだけでそのものの表面積であったり
体積を図ることが可能です。
今まではメジャーで測ってCADに図面を書いて体積を計算したりと面倒でしたが、
そういった計算や大きさを測ることをやってくれるので、時短になります。
ただし、使用にはお金が掛かってしまうので、会社で登録してIDを発行してもらう必要がありますので
始めるには、会社を含めての検討が必要かと思います。
まとめ
今回紹介したアプリは活用すれば現場でのやり取りの効率化は非常に上がると
思われます。しかし、現場の全員が使いこなすとなるとハードルが高く
なりますので、徐々に現場に取り入れていくしかありません。
現状の工事現場を変えようと思うと根本的ななにかを変えないと今後の建設業は
DX化は図れない気がしています。
ソフト面をまず強化して、ハード面の変化に対応出来るゆとりが欲しいところ
ではありますが、現状維持の考え方では中々前に進めないと感じております。