GPSで管理!?図面データの通りに掘削が可能なショベルカー!

どうも白熊です。

また新しい技術を紹介していこうと思います。

今回はHITACHIさんが商品として出しているGNSS(全地球航法衛星システム)を利用しているショベルカー

ICT油圧ショベルZX135USX-6を紹介いたします。

項目

・どんなことができるの?

・メリット デメリットはどんなことがあるか?

・実際使ってみての感想と今後の活躍について

・まとめ(今後のことなど)

上記のことを今回は解説していきます。

なので、性能的なことを知りたい方は外部リンクを張っておきますのでそちらから見ていただけると

ありがたいです。

外部リンク 日立建機 ↓

https://www.hitachicm.com/global/jp/news-jpn/press/18-07-18j/

どんなことができるの?

まず、建設工事の中で土台となる基礎を作る作業の前に地面を掘る作業が必要になります。

それを床付け工事と言いますが、そこでショベルカーが多く稼働しています。

その工事は例えるなら何もない土の上に設計図を書いて(位置出し)、そこを掘っていくと作業をしなければ

なりません。設計図を地面に書く作業は測量屋さんや現場監督が手作業で行ってきました。

想像しただけで手間がかかりそうだなと思いますよね。

しかし、今回紹介するICT油圧ショベルはその設計図をGPSで管理し地面を掘っていくという

高性能な機械になっています!

メリット デメリットはどんなことがあるか?

メリット

・現地に位置出しが不要になる

・高さ管理が不要になるので相番させる人員を削減できる

・人員が削減できるので工事費は長い目で見れば安くなる!

デメリット

・普及率がまだそこまで高くないので操縦士さんによって作業スピードが若干違うこと

以上のメリット・デメリットを踏まえた上で個人的な感想を書いていきます。

実際使ってみての感想について

実際に工事現場で使用して操縦士さんの声を聞いたりや私が作業状況を見ていて思ったことは、

『今度からこれを使いたい!』『もっと早く知っていれば。。。』

ということ。期待と後悔の言葉が出てきましたね。笑

なぜかというと、メリットであげたように操縦士さんからしたら掘削(土を掘る)位置と高さの管理と機械が

自動で行ってくれます。操縦席の横にモニターが付いていてそれを見ながら操縦するだけで、設計図通りに

作業が進んでいくのですからそれは楽ですよね!

しかも設計図通りに掘れるのでもし位置が間違えていても設計図が間違えてる可能性が高くなるので、

操縦士さんからしたら少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか?

今までは位置は測量士さんが出したりしていましたが、高さは掘削を行う自分たちの会社で測りながら作業を

していましたので、高さを間違えたら自己責任になりますので注意深く作業しなければなりませんでした。

なので現場監督の方は図面のチェックをミスってしまうとそのまま作業を進められて後からやり直すのが

大変な場合もありますので注意をしてください!(自分はやらかしました。。。)

また普及率はどんどん上がってきていますが、私の現場で3社の掘削業者が入ってきて2社は使用経験が

あったのですが使ったことのない1社については教育から入り、慣れるまで少し時間が掛かったので

他の2社より施工スピードが遅くなってしまいました。

しかし、使っているうちに慣れてきて最終的には同じスピードまでになっていました。

まとめ

今回はICT油圧ショベルについて解説と感想を書かせていただきました。

工事現場で使用されてきた機械がどんどんICT・IT化していくのはいいことしかないと思います。

もちろん初期費用は掛かりますがそれを補える十分なメリットがあるのではないかと私は考えています。

今後は色々なシステムと組み合わせることで操縦士さんが遠隔で操作する、もしくは無人で動く機械の管理

方法も普及されてくる時代が来ると思っております。

管理がどんどんと楽になれば質のいいものを生み出していくことも容易になってくることでしょう。

管理する立場としては正しい知識を持ってそれを定める義務がありますので慢心せずに

ICT・IT化を取り入れていきたいですね。

ここまで見ていただきありがとうございました。

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