![現場監督ってどんな仕事?現役現場監督が解説!日常業務や今と昔の働き方!](https://ictkantoku.com/wp-content/uploads/2021/08/工事現場.png)
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どうも白熊です。
今回は工事現場で働く現場監督がどのような仕事なのか、現役監督の自分が紹介します。
この記事でわかることは?
・現場監督とは?ゼネコンってよく聞くけど何?
・現場監督の日常業務(仕事内容)
・昔と今の監督の働き方の違い
・ゼネコンに入って良かった点、悪かった点
・今後ゼネコンに入ろうと思う方に言いたい事
以上について解説していきます。
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table of contents
現場監督とは?ゼネコンってよく聞くけど何?
建設業者のことをゼネコン(ゼネラルコンストラクターの略)といい、
お客さんから依頼されて建物を建てていく企業のことを指します。
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その中で現場監督は建設工事現場で働く人たち(職人さん)を指揮し、建物を完成に導く職業です。
つまり現場監督とはゼネコンの社員が現場に出て、工事する人たちを管理をする職業ということになります。
現場監督の日常業務(仕事内容)
現場監督は通称、施工管理と呼ばれていて、管理する項目として
原価管理・工程管理・品質管理・安全管理があり、このすべてを管理して工事を進めていきます。
一見難しそうに見えますが、現場には監督が何人もいて分担をして業務を行うので、大丈夫です。
原価や工程は実際に工事を行う施工業者さんと相談して決めていきますが、
品質と安全に関してはマニュアルがありますので、それを読んで行えば基本的には間違いないのです。
品質は現場でこれに従って進めていきましょうという標準仕様書が決められていますし、
安全についてはゼネコンが安全管理基準に自社でここは厳しくしようとしている項目もありますが、
これも会社としてマニュアルがありますので安心してください。
あとは設計図は設計事務所が書くのですが、施工するための施工図というものがあり、
それを設計図に基づき作成していきます。これは徐々にできるようになっていくといいです。
だいたい10年目以降の人がやっているイメージがありますので少しずつ勉強してい行きましょう。
職人さんが図面通りに工事を進めているか図面を見ながら確認したり、お客さんや監理者(設計事
務所の方 )が確認できるように写真で記録を残していきます。
基本的に若手の頃は現場で職人さんがちゃんとできているかを図面と仕様書を見て判断しなければ
なりません。
職人さんが安全に施工ができるように仮設とびさんに足場を依頼したり、開口部があったら手摺の
設置を依頼するなどの施工を行う上で危険な場所がないように計画することです。
これも工事が始まる前に準備の話なので、施工を行う業者さんとしっかり打ち合わせしましょう。
上記2つができているか確認することが最初にやる仕事ですね。
徐々に工程を書いたり、図面をチェックしていくなど業務が増えたりレベルが上がっていくといいでしょう。
工程も大事で工事の乗り込みや進捗を常にチェックし、次の工事に繋げていかないといけないので
ちゃんと進んでいるか、終わっているかを確認するようにしましょう。
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昔と今の監督の働き方の違い
・電話で職人さんとやりとり
・図面は手書き
・写真に入れる黒板も手書き
・残業多い!
・職人さんとのやりとりは電話やLINEのような物(アンドパット・ダイレクトなど)
・図面はCADやJWで作成
・写真はipadや携帯で撮影、黒板内臓のアプリを使用します。
・残業は多いですが、残業を減らす運動は現場ごとに行います。
昔と今ではITやICT技術の建築業界に普及率が違いますので、どんどん効率化していってます。
しかし、現場は人と人とのコミュニケーションが大事になってきますので、そこに時間を
割けるようにどんどんIT技術を使用して、仕事を終わらせていきましょう。
IT技術を紹介している記事もありますので、そちらも見てみてください。
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ゼネコンに入って良かった点、悪かった点
ここでは自分が感じていることや同業者の方と喋ったことなどを紹介していきます。
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・地図に残る仕事である
・建物が出来上がっていくのを目の前で見れる。達成感がある。
・転勤が多いが色々な地域で仕事できる(独身・観光好きにはいい)
・転勤が多い(単身赴任の方も多くいます)
・残業は多いと思います。(現場によりけり)
・配属される現場の規模がまちまち
・現場や所長によりけり
良い点として、やはり大きなものを作っていきますので地図には載りますし達成感は味わえると思います。
僕は自分の担当の工事がうまくいったりしたらよかったと感じます!
悪い点は正直に言うと、現場ごとにやり方や規模が違ってきてそれによって残業時間が左右されることが
多くあります。大きなものほど見ることが増えますし、管理しなければいけないことが同時に動いていきます。
なので現場が大きいほど効率的・計画的に進めていかないと時間がいくらあっても足りません。。。
なので、現場監督がグダグダになってしまうと職人さんたちもグダグダになり進む工事も進まないので
注意してください!
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今後ゼネコンに入ろうと思う方に言いたいこと
ここまでの説明いかがだったでしょうか?
建設業界がどんな変化をしてきたかや、どんなことが辛いかはなんとなくわかりましたか?
どんな仕事もそうだと思いますが、やりがいは自分で見つけないと仕事していてもつまらないと
思います。建設業は危険なことも多いですし、職人さんと呼ばれる方は若い頃から仕事をしてきた人たち
なので、他社とはいえ少し偉そうにされることもあります。正直な話。。
ただ、やはり大きなものを建てることで、建て切った後は自分はここの建物を建てたぞと誇りに思えます。
それがどんな建物であろうと。
自分も入った当初は現場も悪くすぐにでもやめたいと思っていましたが、現場の環境を変えようと
職人さんと話したりして良い現場に変えようと努力した結果、現場がいい方向に向かったので
続けてもいいかなと思えてきました。
ほんの些細なことでもいいので話せば力を貸してくれる人は必ずいます。どんな現場だとしても。
それとやはり地方に行くことが多いので、工事現場での出会いは一期一会になる場合もありますが、
そこから仲良くなる人もいます。自分は今でも1年生の時の現場の人と連絡をしたりしています。
そういった出会いが多くありのはいいところではないでしょうか?
世間一般的には現場監督がきついと言われている理由が少しわかりましたか?
ただ建設業界もだんだんと進化していっているので昔に比べたらつらさは軽減されていると感じてます。
どの業界にも言えることですが、入ったら自分がもういいかと思えるくらいやってからやめることを
お勧めします。ただ嫌だからとかでやめてしまうと次の仕事も同じ考えになってすぐに辞めたくなると
思います。
読んでいただきありがとうございました!