【現場監督1年目完全攻略ロードマップ】忙殺されずに「シゴ出来監督」への第一歩を踏み出す12ヶ月の歩み方

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お疲れ様です!白熊です。

今回は現場監督になりたての1年生の方々へのロードマップを記事にしました!

現場監督の仕事は「3K(きつい・汚い・危険)」と言われ、さらに「激務」というイメージが

強いかもしれません。今は新3Kがありますが、本当?という感じです。。。笑

この記事では私のブログのテーマである「ICT監督」を目指すため、

ICTツールを駆使してスマートに現場を動かすための1年間の指針を示します。

最初は誰でもゼロ。大事なのは「型」を身につけて、自分の時間を作り出すことです。

※近年は研修期間が半年だったりするので、現場に配属されてからと考えてください!

【1ヶ月〜3ヶ月】「まずは現場の空気に慣れる時期」

まず現場の空気感に慣れることを優先しましょう。日々どういったことが行われるか流れを把握しましょう。

先輩と行動を共にすることが多い時期なので、先輩を見て仕事を覚えましょう!

一緒にやることが仕事を覚える上で一番早いと思います!

・この時期に出来るルーティーンを覚えよう!

 朝礼の準備・ラジオ体操の準備は毎朝行います。

当日に準備しているようでは、バタバタしてしまい大変です。

前日に明日の朝礼の計画図の準備や雨ならここでやるかなどを想定しておきましょう。

計画書をモニターに映すなら取り込んでおく、紙なら印刷しておくなどしましょう!

ラジオ体操のスピーカーの電源を確保しておきましょう。(これは朝礼看板を計画する際に専用のものを作る)

7:40~朝の朝礼準備

→11:00~お昼前の職長打合せの準備

→12:50~昼礼があれば昼礼の準備

これらは毎日行うので、常に出来る状況であるかの意識は持っておきましょう。

・職人さんの顔と名前を覚えましょう!

 まず自分の顔を覚えてもらうには相手の名前と顔を一致させておかないと失礼ですよね?

監督だから相手が覚えろと思うのは1年生ではしてはいけません。

名前で職人さんを呼ぶことでコミュニケーションの入り口になりますし、可愛がられます。

また、失敗した時とか、いざという時に助けてくれる職人さんもいるかも知れませんので損はないです!

・とにかく写真を撮ろう!

最初の仕事としては工事写真を撮ることが多いです。工事写真は当たり前のように取りますが、

工事写真の目的でないものも写真を撮っておくようにしましょう。

例えば、配筋写真を撮りに来たけど型枠の立て込み状況を撮っておくと、

型枠の構成(ベニヤ・算木・ホームタイ・パイプ)はこうなっているんだと見返すことも出来ますし、

型枠と鉄筋のかぶり厚は確保できていることの証明も出来ます。

↓工事写真はこのガイドブックを参考にするととてもわかりやすいです!

工事写真撮影要領による工事写真撮影ガイドブック

【1〜3ヶ月】仕事の心構え(重要)

職人さんや上司との接し方!

「最初は何もできなくて当たり前。元気な挨拶ができれば100点!」

「職人さんが怒る時は『危険な時』。危険なところに行ってはいけない。怒鳴られても人格否定ではない」

「言われたことはやる!わからない時はすぐ聞く!」

正直これだけやっておけば誰も文句を言わないと思います。もちろん仕事を遂行している前提ですが!

職人さんにも「今、何の作業をしてるんですか?」と作業している人に聞いてみてもいいです。

余裕がある人はちゃんと教えてくれますので、作業の雰囲気で聞いてみてください!

【4ヶ月〜半年】「少し仕事の流れが見えてくる時期」

少しずつ専門用語が分かり始め、現場の「先」が見えてくる時期です。

・この時期に出来るルーティーンを覚えよう!

工程確認・計画書の作成 (11:00~の昼の打ち合わせの準備)

工程表を見て、明日どの業者がどこで作業するかを確認する。

実際に職長さんに聞きに行き、明日の作業内容を計画書に反映する!

(工程表はクリティカルパスと言われる作業以外は多少前後するので直接確認が良い)

安全書類のチェック

新規で入ってきた人の書類を確認する。(今は安全担当の方がやることが多いが)

自分で確認をしておかないと、後々自分でやった際に何も出来ないという状況になりますので、

絶対に覚えてください。小さい現場だと自分しかいないので。

・施工図を確認しよう

施工図を確認する習慣を身につけましょう。

現場は施工図によって進んでいきますので納まりの確認を行いましょう!

施工図って何?と思うかもですが、設計図との違いを記事にしていますので参考にしてください。

今さら聞けない?設計図と施工図の違いについて解説
" title="今さら聞けない?設計図と施工図の違いについて解説">施工図を確認しよう!

AutoCADの基本操作 

事務所に戻ったら、少しずつ図面の修正を練習してみましょう。

Auto CADやARES CADの2D図面編集ソフトは必須スキルです。講習があれば必ず受けましょう!

CADを習得するべき理由

【4ヶ月〜半年】仕事の心構え(重要)

「段取り八分」を意識する

忙殺される原因は「準備不足」です。

明日必要な図面や計画書、道具、書類を前日のうちに揃えるだけで、翌日の心の余裕が激変します。

・自分の「居場所」を作る

現場で一つだけでいいので「これは自分が担当している」と言える仕事

(例:現場の整理整頓、看板管理)を持ちましょう。

実際現場に出ると余程段取りの良い先輩やマンツーマンで教えてくれる環境が無いと、

日々の業務に忙殺されるだけの「御用聞き」になってしまいます。

【半年〜1年】「小さな担当を持ってみる時期」

・この時期に出来るルーティーンを覚えよう!

・モデルでの確認を習慣つけよう!

RevitやACCなど現場のモデルを見るソフトはどんどん活用しましょう。

そうすることで3Dで考える癖がついて、2Dの図面を見た際にこの上にはこの部材が来るからこうしよう

と頭の中で3Dを見ながら想像出来るように徐々になってきます。

独学でも順を追って習得ができるような導入プロセスも解説してます!

「講習待ち」では間に合わない! 未来のIT現場監督に必須のツール3選と現実的な導入プロセス①BIM・ CIM
">現実的な導入プロセス(BIM・ CIM)

・いつでもコンクリートを打てる目を持とう!

現場でコンクリート日程はおおよそ決まっていますが、ここも一緒に打設できるかな?などと

一緒に考えることで

コンクリート打設の数量拾いや打設計画書は先を見越してどんどんと制作していきましょう。

そうすることで打設段取りや配置計画が自然と身に付き、段取りの効率もどんどん上がっていきます。

・段取りの流れを学ぼう!

これまでやってきた段取りの流れを身につけて「次はこれをやって」という風に

どんどん仕事を流していきましょう。「即レス・即処理」の気持ちを持って仕事を

抱えないようにしましょう。そして現場を流動的に動かしていくことだけを意識しておきます。

1年目の人に図面チェックなどをお願いすることは無いので、現場のことに集中しましょう。

★【半年〜1年】仕事の心構え(重要)

「時短」に貪欲になりましょう。

先輩が手書きで3時間かけている作業を、ICTツールやアプリで30分で終わらせる方法を考えましょう。

それが「ICT監督」の価値です。

テンプレートや看板データは、いつでも無料であなたをサポートします。

このブログでは無料で安全看板やフォーマットをダウンロードできるページを作っています。

「知識を学ぶこと」に貪欲になりしょう。

「きつい」を「楽しい」に変えるのは、あなたの工夫次第です。

思ったのと違うと感じても、絶対に自分の糧になりますので自身のためにならないと感じるまで

続けてみるのはどうでしょうか?

困った時は、いつでもこのブログに戻ってきてください。

・1級施工管理技士の取得を見据える

受験資格が緩和された今、早めの準備が将来の自分を助けます。

現場監督1年目は泥臭いことばかりかもしれません。

しかし、その経験とICTスキルの掛け合わせこそが、これからの建設業界で最も求められる能力です。

・日々の動きを時間で管理しよう!(動きの時間割)

予想してない作業を急に頼まれる以外は基本的に日々の時間管理をしっかり決めて動きましょう。

そうすることで急な作業を頼まれても、今はこの時間だから多少の時間は大丈夫かと心に余裕ができます。

通常運転は

8:00 朝礼→8:20 職人さんに指示書を渡す・説明

→9:00~現場巡回し、自身の仕事(配筋写真や段取り・書類作成)を行う

→11:00〜昼の打合せ段取→11:30〜昼の打合せ→12:00~昼休憩→13:00昼礼+新たな指示があれば説明

→13:30〜自身の仕事→16:00現場巡回→17:30戸締り→17:45〜書類整理

コンクリート打設の日の動き

7:00〜ポンプ車の配置への誘導(打設時間によります)

8:00〜朝礼と周知会(雨が前日降っていたら水中ポンプが動いているか確認しておきましょう)

8:30~打設開始(生コン車の到着時間は朝礼前に連絡をしましょう)

11:00頃 昼前に生コン車の調整し昼休憩の時間を決めましょう。そして休憩時間を職人さんに伝えましょう。

    11:00に昼の打合せを準備している同僚がいれば担当の作業内容を伝えましょう。

13:00〜打設再開

打設終了時間1時間前に生コン車の調整の連絡

打設終了

間に入る自身の仕事は色々ありますが、その仕事に対してもこうした方が早いとか

自分なりのやり方を考えて動くことを意識してみてください。

そうすることで周りの人との仕事の速さは確実に変わってくるでしょう。

・昔ながらの監督とICT監督の日々のルーティーン時間割比較(使用ツールも記載)

時間昔ながらの監督(アナログ)ICT監督(デジタル活用)導入ツールの例・メリット
8:00朝礼(集合・点呼)朝礼(サイネージ活用)電子看板: 図面や危険箇所を大画面で視覚的に共有。
8:20紙の指示書を配布・説明タブレットで最新図面を共有図面管理アプリ: 職人のスマホに直接指示図を送信。(使用アプリ例:Direct)
9:00現場巡回・重い黒板とカメラで写真ウェアラブル/スマホで写真撮影工事写真アプリ: 電子小黒板で一人撮影。クラウド自動同期。(使用ツール:蔵衛門・SpiderPlus)
11:00事務所に戻り打ち合わせ資料作成現場でタブレットから資料作成施工管理ソフト: 現場にいながら報告書を8割完成。
(使用アプリ例:eYACHO)
11:30昼の打ち合わせ(対面)リモート併用の打ち合わせ現場カメラ: 映像を見ながら移動なしで状況確認。
(使用アプリ例:zoom・teams)
13:00昼礼・追加指示チャットアプリで指示・周知ビジネスチャット: 全員に一斉送信。言った言わないを防ぐ。(使用アプリ例:Direct)
13:30事務作業(PC入力・整理)現場確認・余った時間で先読み現場で入力が終わっているため、次の段取りに集中。
(使用アプリ例:eYACHOなど)
16:00現場巡回・戸締り確認スマートロック・遠隔巡回360度カメラ: 全天球写真で記録。撮り直しゼロへ。
17:45ここから書類整理(残業)日報確認(データ入力)日報のチェックは AIでも今後できる。
写真は整理済みのため、確認してボタンを押すだけ。
→フォルダに入れる

まとめ

現場監督一年目では吸収することがメインになってきますが、月日を過ごすごとに

自分なりのやり方を考えるようにしてください。

「言われたことしかできない」・「言われたけどやり方がわからない」ような人にはなりたく無いですよね?

現場監督1年目は「わからない」を武器にしてください。 知ったかぶりは事故の元。

職人さんに「これ、どうやってやるんですか?」と聞くことで、技術を学びつつコミュニケーションが取れます。

失敗はセットメニューと考えてください。現場監督1年目に完璧は求めません。

大きな失敗が起きない作業を与えられますので、マニュアル通りにやってみてから自分の方法を

模索してみてください。

そこでした失敗は自分の経験として今後失敗をしなければいいのです。

失敗を糧に「ICT監督」を目指すのもいいですが、この記事を参考に各期間の心構えをしっかりと

持つことで自分から情報を集めて失敗しない「ICT監督」を目指すのもいいと思います。